「#photograph」

817日発売の『美術手帖』9月号は、 「#photograph 新しい写真の『存在論』に向けて」を特集する。

 

デジタル写真の出現という2000年代の転換期を経て、 写真=画像となった時代において「写真」という表現はどこに向かうのか。 新しい写真表現を扱う写真家やアーティストへの取材をはじめ、 2010年代の写真集ガイド、 現代写真を知るキーワード、 研究者の論考、 などから、 新しい写真の「存在論」へと迫る。

 

 

 

特集総扉(C)DaisukeYokota 横田大輔「Matter」(2014)シリーズの制作風景より

 

 

 

 

インタビューでは、 横田大輔、 アヌーク・クルイソフ、 フェリシティ・ハモンド、 小林健太の若手写真家の作品とともに研究者やキュレーターによるロングインタビューを掲載。

 

アヌーク・クルイソフ「#証拠」シリーズより (C)Anouk Kruithof

 

 

 

 

 

横田大輔は今日本の中で国際的にもっとも注目される若手写真家であり、 小林健太は若手のイメージクリエイションの新世代作家として注目されており、 アヌーク・クルイソフとフェリシティ・ハモンドは写真を起点に彫刻や立体など様々な表現形態へと展開することで注目を集めるアーティスト。 その4人の作家がどのように写真をはじめ、 「写真」というメディアの特性を解釈し、 そこからどのように自分の作品へと展開していくかをジャーナリストやキュレーター批評家のインタビューから紐解く。

 

「現代写真を知るためのキーワード21」ページより

 

 

 

 

 

その他にも、 2010年代に出版された写真集をテーマに分けて紹介するページや、 また、 現代写真を知るためのキーワード21では、 ますます複雑な表現形態へと進みつつある写真という分野を知るために、 トレンド、 フェア、 キーパーソン、 施設などテーマ別に解説するページなどを掲載。

 

 

 

また今回の特集では、 1960年代~70年代の日本の写真の動向との現代写真の関連を探る二つの小論や、 写真の研究者であるダニエル・ルービンシュタインによる「写真」による経験についての論考や、 または美術批評家である大森俊克による写真界の写真と美術界の写真の相補的な関係を見つめながらあらたな写真論へと向かう論考など、 今後の写真界の未来を知るための示唆に富んだ盛り沢山の内容になっている。

 

 

 

 

 

 

 

【特集内容】

 

#photograph

 

新しい写真の「存在論」に向けて

 

 

 

INTERVIEW 1

 

横田大輔 星野太=聞き手

 

遺骸処理としての写真――横田大輔のポストプロダクション 星野太=文

 

 

 

INTERVIEW 2

 

アヌーク・クルイソフ かないみき=聞き手

 

 

 

INTERVIEW 3

 

フェリシティ・ハモンド ダニエル・C・ブライト=聞き手

 

 

 

INTERVIEW 4

 

小林健太 山峰潤也=聞き手

 

 

 

●現代写真を知るためのキーワード21

 

 

 

●アーティスト・ファイル

 

マリナ・ピンスキー/アントニー・ケーンズ/ネルホル/

 

タイヨ・オノラト&ニコ・クレブス/仲田絵美/ロマン・マダー/

 

濱田祐史/バスマ・アルシャリフ/ルーカス・ブレイロック/

 

フェムケ・デッカース/題府基之/マリー・アンジェレッティ

 

 

 

●コラム1 変化し続ける言語――『Provoke』と現代写真 マーク・ヒューステル=文

 

●コラム2 彫刻と写真、 その相互超克 1970年代 光田ゆり=文

 

 

 

2010年代の写真集ガイド

 

 

 

ESSAY

 

写真による経験の殺戮 ダニエル・ルービンシュタイン=文

 

立体表現としての写真──あらたな写真論へ向けて 大森俊克=文

 

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Artist Pick Up ザイ・クーニン 木村絵理子=文

 

 

 

ARTIST INTERVIEW

 

金氏徹平 Teppei Kaneuji 福永信=聞き手

 

 

 

美術手帖9月号

 

817日(水)発売

 

定価1600円+税

 

発行元=美術出版社

 

 

 

『美術手帖』公式サイト  http://www.bijutsu.press/books/magazine/bt/