ADEAM Exhibition Report

今シーズンのADEAM2018年春夏は、東洋と西洋を融合した香港の革新的なムードと、70年代ディスコのボヘミアン・スピリットが合わさった、表現の自由を象徴し女性を解放するようなコレクションである。
ADEAM2018年春夏は香港の伝統的な中国の文化と西洋からのカルチャーが融合する、文化のるつぼであることに感銘を受けたところがコレクションの始まり。
香港のSoHo地区は伝統的なアンティークショップや飲茶レストランと共に、コンテポラリーアートギャラリーやインディーズブティックを見つけ、伝統的な文化を大切にしながら、新しいカルチャーも取り入れている。この様々な文化を融合するスピリットの探求を深めていく中で、70年代のディスコカルチャーに興味をもったクリエイティブディレクターの前田華子は、こう語る。
70年代のニューヨークの「Studio54」のようなディスコにはボヘミアンなムードがあり、色々な人種や文化の人たちが、それぞれ自由な服装を楽しんでいました。写真家ギイ・ブルダンのこの時代の写真を見ると、多種多様なスタイルの人々が混在し、新しいファッションがそこから生まれていることが分かります。
ADEAM2018年春夏コレクションでは、生地や刺繍などは伝統的な中華服からインスピレーションを得ている。ジャカード生地の織りやオリジナルプリントのデザインは、香港のアンティークショップにあるような、昔ながらの中国の織物をモダンにアレンジ。コレクションのアイコンとなっているシルバーのスパンコールとビーズの刺繍は、古き良き時代のチャイナドレスに見られる、立体的な手刺繍がインスピレーションとなっている。こういった伝統的なアイデアが、70年代ディスコを彷彿とさせる、自由で緩やかなドレープのシルエットと融合することにより、新しいスタイルが生まれる。また、ディスコのライトの下できらめくようなラメのオーガンジーと滑らかなサテンの生地も、華やかなディスコの世界観に彩りをプラスしている。