SHIBUYA ARROW PROJECT Renewal

シブヤ・アロープロジェクトは、災害時の一時退避場所と避難経路を来街者や区民の方々に周知する目的のもと、2017 年に渋谷区によって発足されました。

近年益々首都圏での災害にも警戒が高まる中、もし首都直下地震等の大規模な災害が発生した場合、首都圏のほとんどの公共交通機関が運行を停止するため、渋谷区では約 23 万人の帰宅困難者が発生すると想定されており、災害発生時の多くの来街者の方への帰宅困難者対策が喫緊の課題となっています。

そこで渋谷区では、来街者が一時的に退避できる安全な場所として「一時退避場所」を定めました。

 

シブヤ・アロープロジェクトは「一時退避場所」の位置を、アートを通じて情報発信し、平時からの防災意識の向上や災害への備えを行って頂くことを活動目的としております。

そしてこの度 2024 年にブランディングを新たにリニューアルを行うシブヤ・アロープロジェクトでは、

 

世界的に評価の高い現代アーティスト Barry McGee 氏による壁画を公開致します。

 

この度 Barry 氏が制作した幅 16m 高さ3.5m の大型壁画は JR ( 東日本旅客鉄道株式会社 ) 協力のもと、

 

3 月 6 日より渋谷区東 3 丁目にある庚申道架道橋に て公開されます。

Barry 氏は自身の特徴的なスタイルを生かしたジオトリックなグラフィックとポートレイトのドローイングを織り交ぜた作品を制作し、本作品パートナーである Amaze ( アメイズ ) 氏はそれに呼応する、

 

カリフォルニアで Barry 氏と共に体験してきたカルチャーを表した作品を制作致しました。

 

シブヤ・アロープロジェクト公式ウェブサイト:www.shibuya-arrow.com(3 月 4 日より公開予定)

壁画公開期間:2024 年 3 月 7 日より(公開期限なし)

アーティスト:Barry McGee / Amaze Cooperated with Scooters For Peace / Courtesy of Perrotin Tokyo

壁画住所:東京都渋谷区東 3 丁目 庚申道架道橋(庚申橋西交差点脇)

壁画に最寄りの一時退避場所:恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区恵比寿 4 丁目 20 番)

 

About ARTIST

Barry McGee ( バリー・マッギー )

バリー・マッギー(1966 年サンフランシスコ生まれ)

カリフォルニア州ベイエリアのアーティストの中では近年最も国際的

に知られ影響力を持つ現代アーティスト。サンフランシスコで育ち、

サンフランシスコ・アート・インスティテュート(1991 年卒)にて

絵画と版画を学び、サンフランシスコ近代美術館やボストン現代美術

館、ヴェネチア・ビエンナーレ、プラダ財団など世界各地で作品を展

示して来た。ストリート・アートやグラフィティ・カルチャーをギャ

ラリーや美術館という環境の中で紹介したパイオニアとして知られ

る。アメリカの民芸芸術、メキシコの壁画、サーフカルチャーなど、

幅広い影響を取り入れたマッギーの作品は、都市生活の多様性を称え、

社会の末端に存在する人物を描くことで、消費主義文化や商業主義主

導の社会への警鐘を鳴らしている。