坂本龍一 復帰後初作品|Red Bull Studios Tokyo

レッドブルが世界中で運営するレコーディング・スタジオ「Red Bull Studios Tokyo」(レッドブル・スタジオ 東京)にて、坂本龍一の復帰後初めてとなる作品、映画「母と暮せば」(監督:山田洋次、出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華ほか)のオリジナル・サウンドトラックを制作。

 

レッドブル・スタジオ東京では、坂本龍一の音楽制作の舞台裏に追ったドキュメンタリー写真展を<第1部>20151212日(土)・13日(日)、<第2部>1219日(土)・20日(日)に開催します。

 

<第1部>は、実際に坂本龍一氏が作曲を行ったレッドブル・スタジオ東京でその音楽を聴きながら、音楽制作の現場を追体験できる、小人数限定のフォトエキシビションです。<第2部>は原宿のBANK GALLERYに場所を移し、より多くの作品を展示、どなた様でもご鑑賞いただける、一般向けの展示となります。

 

写真家は、アジアの魅力を妖艶に切り取る希有な存在として世界で活躍を見せている香港のWing Shya(ウィン・シャ)氏。90年代より映画監督ウォン・カーウァイのスチール撮影を担当。映像監督としても高い評価を受けています。

 

また坂本龍一の復帰後初めてとなるインタビューを、サウンド&レコーディング・マガジンの編集長を20年務めた國崎晋(くにさき すすむ)氏が行い、その中から印象的な「言葉」を抜粋し写真とともに展示します。

 

ぜひ、この貴重なフォトエキシビションをご覧ください。本展は入場無料ですが、<第1部>は映画「母と暮せば」の前売り券・半券、またはオリジナル・サウンドトラックをお持ちの方限定となります。<第2部>はどなた様でもご入場頂けます。

http://www.redbullstudios.com/tokyo/articles/ryuichi-sakamoto-x-wing-shya-photo-exhibition

 

Red Bull Studios Tokyo Presents "Behind the Tracks" with ARTIST:

Ryuichi Sakamoto × Wing Shya Photo Exhibition

映画「母と暮せば」オリジナル・サウンドトラックの制作現場を追ったドキュメンタリー写真展

 

<第1部>

1212日(土)11:00-20:00 

1213日(日)11:00-18:00 

会 場:Red Bull Studios Tokyo

住 所:東京都渋谷区渋谷 1-3-3

料 金:入場無料 

*本展は映画「母と暮せば」の前売り券・半券、またはオリジナル・サウンドトラックをお持ちの方のみへの特別公開とさせて頂きます。混雑時は入場を制限させて頂く場合がございますので予めご了承ください。

 

<第2部>

1219日(土)11:00-20:00 

1220日(日)11:00-20:00 

会 場:BANK GALLERY(東京・原宿)

住 所:東京都渋谷区神宮前6-14-5

料 金:入場無料

 

映画『母と暮せば』

松竹120周年記念、終戦70年、山田洋次監督の83作目となる最新作『母と暮せば』。194889日、長崎で助産婦として暮らす母のもとへ、3年前に原爆で亡くしたはずの息子がひょっこり現れる。楽しかった思い出話や、残していった恋人の話をして過ごす二人の日々を描いた、山田監督が初めてつくる、やさしく泣けるファンタジー映画。

 

作家・井上ひさしさんが、広島を舞台に描いた『父と暮せば』と対になる作品を、長崎を舞台につくりたいと発言していたことを井上さんの三女・麻矢さんを通じて知った山田監督が、終戦70年となる今年、その井上さんの想いに捧げ映画化にのぞみます。そして、母・伸子役に吉永小百合、息子の浩二役に二宮和也、浩二の恋人・町子役に黒木華という理想的なキャスティングが実現。本作品の映画音楽を坂本龍一氏が担当。レッドブル・スタジオ東京で作曲が行われました。昨年より療養中だった坂本氏にとって復帰第一作となります。

 

出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、加藤健一、広岡由里子、本田望結、小林稔侍、辻萬長、橋爪功

監督:山田洋次 脚本:山田洋次、平松恵美子 音楽:坂本龍一

制作・配給:松竹株式会社

20151212日(土)全国ロードショー 

hahatokuraseba.jp

 

坂本龍一 オリジナル・サウンドトラック 「母と暮せば」

価格:2.200円(税別)

発売:2015129日(水)予定

commmons (Avex Music Creative Inc.)

坂本龍一 復帰第一作は山田洋次監督作品「母と暮せば」の音楽。小説家・劇作家の井上ひさしが広島を舞台に制作した戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかたった物語を、日本映画界を代表する名匠、山田洋次監督が終戦70年、長崎被爆70年となる今年、映画化(出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華ほか)。20144月に開催されたオーケストラとのコンサート時に吉永小百合さんと山田洋次監督から直々に音楽制作を打診され快諾。その後の病を経た坂本龍一の復帰後初となる重要な作品です。

 

坂本龍一(さかもと りゅういち)

1952年東京生まれ。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年『YMO』を結成。散開後も多方面で活躍。『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞他を、『ラストエンペラー』の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞他を受賞。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。環境や平和、原発問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」や東日本大震災被災地の子供たちと音楽を通じて交流する「東北ユースオーケストラ」の活動も行っている。20147月、中咽頭癌の罹患を発表し治療・療養に入ったが、本年8月に復帰を果たした。

 

Wing Shya(ウィン・シャ)

1964年、香港生まれ。アート、映画、ファッションの境を超えて活躍する写真家。90年代より映画監督ウォン・カーウァイの代表作である『ブエノスアイレス』('97)、『花様年華』('00)、『2046('04)、『愛の神、エロス』('04)、においてスチール撮影を担当。写真家として知られる一方、映像監督としても評価が高く、TVCFMVなども手掛け、映画『Hot Summer Days('10)などの監督も務めている。また日本国内では、六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーにて、史上初の海外写真家として展覧会を開催。現在アジアの魅力を妖艶に切り取る希有な写真家として世界で活躍を見せている。

 

國崎晋(くにさき すすむ)

1963年生まれ。サウンド・クリエイターのための専門誌『サウンド&レコーディング・マガジン』編集長を20年間務め、現在は同誌編集人。ミュージシャンやプロデューサー、エンジニアへの取材を通じての制作現場レポートや、レコーディング機材使いこなしのノウハウなど、プロ/アマ問わず多くのクリエイターに役立つ記事を多数手掛けている。2010年からはPremium Studio Liveと題したライブ・レコーディング・イベントを開始。収録した音源を最高音質のハイレゾ・フォーマットとして知られるDSDで配信するレーベル活動も展開している。

 

Red Bull Studios Tokyoとは?

レッドブル・スタジオ東京とは、ベルリン、ニューヨーク、ロンドン、コペンハーゲン、パリなど世界12都市にあるレコーディング・スタジオのひとつで、音楽に情熱を持ったアーティストやレッドブルとパートナー関係にあるアーティストが無償で使用できる音楽好きにとって特別な空間です。

http://www.redbullstudios.com/tokyo/

©Wing Shya / Red Bull Studios Tokyo