
ロイヤルホストが魅せる、秋の美食体験
ファミレスという概念を覆す、ロイヤルホストの「秋のご馳走」と「マロンデザート」フェア。期待を遥かに上回るその料理は、もはや一つのレストランとして評価すべきレベルに達している。
海の至宝、牡蠣の新たな解釈
今回のフェアの主役の一つ、播磨灘産の牡蠣は、その質の高さで知られる。豊富な植物プランクトンが育むこの牡蠣は、わずか1年で濃厚な旨みを蓄える。特に注目すべきは、牡蠣と蟹の和風ピラフだ。牡蠣の旨みが凝縮されたピラフに、ジューシーな黒×黒ハンバーグが添えられている。このハンバーグにかかる藍茜(あいかね)使用ワインソースが、全体を上品にまとめ上げ、深みのある味わいを生み出している。
さらに、今回のフェアでは、岡山県の邑久町虫明産の牡蠣にも焦点を当てている。この牡蠣は、世界で初めてMSC認証を取得した「垂下式牡蠣漁」によって育てられたもの。MSC認証とは、持続可能な漁業で獲られた水産物であることを証明するものであり、環境保全に配慮した高品質な牡蠣であることの証だ。
そして、外せないのが牡蠣フライと牡蠣のベーコン巻きブロシェットだ。特に、ベーコンの塩気と牡蠣の濃厚な味わいが織りなすハーモニーは、完璧なペアリングである。これらの料理には、シャトー・メルシャン藍茜(赤)が推奨されている。このワインは、牡蠣の持つコハク酸や鉄分といった複雑な風味を最大限に引き出し、新たな次元の味わいへと昇華させてくれる。



独創的なマロンデザートの世界
食後のデザートにも、ロイヤルホストの挑戦的な姿勢が見て取れる。季節デザートフェア『MARRON DESERT SELECTION〜マリアージュを感じて〜』は、マロンを主役に据えながらも、驚くべき素材の組み合わせを提案している。
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フォレ・ノワール仕立てのマロンパフェ:濃厚なマロン、ビターなチョコレート、そしてチェリーの爽やかな酸味が重なり合い、口の中で複雑なハーモニーを奏でる。特筆すべきは、マリアージュドリンクとして選ばれたルイボスティーだ。ルイボスティーのやわらかな甘みとウッディーな香りが、パフェ全体の味わいを包み込み、見事な調和を生み出している。
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琥珀マロンのブリュレパフェ:パリッとしたブリュレの食感と、なめらかなクリーム、そして上品な甘さのマロンが絶妙なバランスを保っている。こちらにペアリングされたジャスミンティーは、ブリュレクリームの濃厚さを引き立てつつ、爽やかな香りで後味を軽やかにする。
販売店舗情報
この特別なフェアは、全国のロイヤルホスト211店舗で楽しむことができる。ただし、一部の店舗(名古屋星ヶ丘店、京都高島屋S.C.店、九州大学病院店、新千歳エアポートレストランby ROYAL HOST、羽田空港店、Royal Host centrair gourmet kitchen、神戸空港店、広島空港店、熊本空港店、鹿児島空港店、那覇空港店)では対象外となっているので、訪れる際は注意が必要だ。
販売時間は10時30分~
※販売期間・時間・価格が異なる店舗がございます。
ロイヤルホストが提供するこの秋のメニューは、単なる期間限定フェアではない。素材への深い理解と、それを生かすための独創的なアイデアが結実した、まさに「美食の旅」なのだ。