2026年1月22日(木)ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座にて「鳥取和牛ウィークリーフェア」に先駆けたメディア発表会・賞味会が開催されました。
本フェアは、2月1日(日)から14日(土)まで、東京(銀座・丸の内・六本木)および大阪・中之島の名店で展開される特別企画。その幕開けとなるこの日、報道関係者や関係者に向けて、鳥取和牛の魅力と特別コースが披露されました。
和牛のふるさと・鳥取という土地
鳥取県は、島根県と並び「和牛のふるさと」と称される地。
平安時代から続く牛馬文化を背景に、日本和牛の礎が築かれてきました。今回提供されたのは、そんな鳥取県が誇る鳥取和牛。なかでも、厳しい基準を満たした希少なブランド牛「鳥取和牛オレイン55」です。最大の特長は、脂質に含まれるオレイン酸の含有量の多さ。
オレイン酸はオリーブオイルの主成分でもあり、融点は約16度。口に含んだ瞬間にすっと広がり、舌の上を滑るように溶けていく口溶けを生み出します。脂が先に流れても、肉の旨味がしっかりと残るのが特徴です。
三人のシェフによる“合作”コース
今回の特別コースを手がけたのは、
• 鈴木啓太シェフ(ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座)
• 山本尚輝シェフ(ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京)
• 植田 潤シェフ(ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ)
三人の感性が融合した、まさに合作とも言える構成です。鈴木シェフより、「鳥取はすべての食材が揃った県。鳥取県とポール・ボキューズのマリアージュを楽しんでほしい」と語っていました。
特別コース
アミューズ・ブーシュ:白バラ牛乳、大山バター、天美卵を使ったシュー
フランス料理の定番を、鳥取の素材で軽やかに表現。
冷前菜:鳥取和牛オレイン55のスネ肉、和牛頬肉とタン、田中農場の白ねぎのテリーヌ ー植田 潤シェフー
スネ肉と香味野菜をじっくり煮込み、その煮汁でクリームを仕立てるという手の込んだ一品。白ねぎは約40分かけてしっとり火入れされ、チリビネガーとケッパーの酸味が効いたグリビッシュソースが味を引き締めます。
温前菜:鳥取和牛オレイン55のコンソメ 鳥取のテロワール野菜のポトフ仕立て ー山本尚輝シェフー
低温調理したバラ肉の旨味がコンソメに溶け込み、サーロインは香りと口溶けを意識した火入れ。鳥取のテロワール野菜はブロッコリー、かぶ、蕾菜、にんじん、キャベツなどを使用した滋味深い一皿です。
肉料理:鳥取和牛オレイン55フィレ肉と原木椎茸「とっとり115」のパイ包焼き 赤ワインソースと千代むすびの香り ー鈴木啓太シェフー
柔らかなフィレ肉を、希少性のある「とっとり115」椎茸で巻いたパイ包み焼き。
椎茸はピューレ状にすることで形を消してはいるものの味と香りはしっかり残る構成。赤ワインソースと鳥のソースを使用し、千代むすび酒造の日本酒を用いた香りづけが重なります。
このメイン料理を試食した鳥取県知事は、「深みのある赤ワインソースに、鳥取だからの“鳥のソース”。千代むすびのお酒の香りが効いていて、香りも楽しめる。フィレ肉は非常に柔らかく、椎茸の香ばしさと独特の食感が加わり、野菜も含めてとても健康的な一品。美味しい牛なので“もうし(牛)分ない”ですね」とコメントし、会場は笑いに包まれました。
デザート:とっとり香り米「プリンセスかおり」のリ・オ・レに、鳥取県産苺「堅しろう」と桜のアイス
牛乳でお米を炊くフランス料理のクラシックなデザートに、因幡の白兎をイメージしたお米の飾りが添えられ、物語性のある締めくくりとなりました。
鳥取の酒と料理のマリアージュ
料理とともに提供されたのは、鳥取県が誇る日本酒とワイン。
いずれも「料理に寄り添うこと」を重視してセレクトされ、鳥取和牛の繊細な旨味を引き立てていました。
日本酒:鵬 純米大吟醸(諏訪酒造)
山田錦を使用。香りはすっきりとしながらも、ふくよかな旨味とキレの良さが印象的です。
食前酒としても楽しめ、日本酒が苦手な方でも飲みやすい一本。和牛の脂の甘みを心地よくリセットしてくれました。
白ワイン:LI NO 2025(TOTTO WINE)
うさぎのラベルが印象的。マスカットを思わせる爽やかな香りと、葡萄本来のクリーンな果実味があり、冷前菜のテリーヌはもちろん、温前菜のポトフと相性が良く、
鳥取の素材感やコンソメの旨味をすっきりと引き立てていました。
赤ワイン|SPECIAL SELECTION(HOJYO WINE)
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ種を使ったワイン。
樽香の豊かさと奥行きのある味わいが、フィレ肉と赤ワインソースに寄り添い、メイン料理の余韻をより深めてくれました。
食べることが、応援になる
肉料理のソースに使用された千代むすび酒造の酒は、先日の地震で酒瓶の約2割が割れる被害を受けた蔵のもの。「食べていただくことが、復興の応援になる」という鳥取県知事の言葉が、料理の背景として深く心に残ります。
鳥取和牛は、写真や言葉だけでは伝えきれない魅力を持つ和牛でした。脂の軽やかな口溶け、噛むほどに広がる肉の旨味、そして料理として丁寧に引き出された鳥取の食材の力。
それらは、実際に口にしてこそ初めて実感できる体験だと感じました。
2月1日から14日まで、東京および大阪の各店舗で提供される「鳥取和牛ウィークリーフェア」では、各料理長がそれぞれのスタイルで、鳥取和牛の魅力を一皿に表現しています。
同じ鳥取和牛でありながら、店ごとに異なる表情を楽しめるのも、このフェアならではの醍醐味です。
和牛のルーツを知り、味わい、そして応援する。そんな特別な時間を、ぜひこの機会に体験してみてください。
鳥取和牛ウィークリーフェア
フランス料理界の巨匠 ポール・ボキューズ氏は、「美味しいフランス料理を、より多くの人へ、そして次世代へ」を信念に、素材本来の味を活かした現代フランス料理を確立し、その文化を世界へ広めた料理人。
1970年代にはヌーヴェル・キュイジーヌを牽引し、料理人の枠を超えてフランス料理文化のアンバサダーとして活躍し、その哲学は、現在もひらまつのポール・ボキューズ各店舗に受け継がれている。本フェアでは、ポール・ボキューズ氏の精神を継ぐ東京の3店舗にて、今回のメディア会で提供した各シェフの一皿が楽しめる。また大阪の1店舗でも鳥取和牛を使用した特別メニューを提供する。
開催期間:2026年2月1日(日)~2月14日(土)
※数量限定、なくなり次第終了
開催店舗・住所:
ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座
東京都中央区銀座2-2-14
マロニエゲート銀座1 10F
ブラッスリー ポール・ボキューズ 大丸東京
東京都千代田区丸の内1-9-1
大丸東京店 12F
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ
東京都港区六本木7-22-2
国立新美術館 3F
ラ・フェット ひらまつ
大阪府大阪市北区中之島2-3-18
中之島フェスティバルタワー 37F















